ニュース&イベント

精密シャフトの外径検査

今週は「精密シャフトの外径検査」に関する配信です。   Fortune Crossは 毎月1,000万本の研磨シャフトを製造する量産工場です。 品質を左右する重要な要素の一つが外径ですがミクロン単位の精度保証は難しく 設備の老朽化や故障など物理的な制約がある場合、全数検査で凌ぐしかありません。 ▲精密シャフトの外径検査装置   ワークサイズ:Φ8x 128.7㎜ Φ8x 137.8㎜    独Micro-Epsilonの高精度変位センサを採用し、 シャフトがVブロックを通過する際、 レーザがワークの先端・真ん中・末端領域の全5カ所を測定し 全長にわたり6ミクロン公差を保証しています。 回転キャリアでは長さ違いの別モデルも判別で...

コンベア式エディカレント選別機

今週はコンベア式エディカレント選別機に関する配信です。   ドイツIBG社製のエディカレント(渦電流)を搭載した標準機で 硬度・硬度層深さ・異材混入(組織検査)の検査が可能です。 従来、単一周波数による合否判定しか設定できなかったのが、 この標準機では最大8つの周波数領域で検査が可能となり かなり細かい硬度差まで切り分けできるようになりました。     さらにセットアップも簡単で良品ワークのみで完結するのが特徴です。 良品マスターの基準データを数本登録するだけで、 良品ワークの公差域(閾値)が自動で生成され、すぐに量産スタートできます。   対象サイズは、貫通コイルの仕様によって、外径:Φ5-40mm程度。 スピードはコンベア...

Rotary Disk式選別機

今週はRotary Disk式選別機に関する配信です。 画像選別機は主にグラスタイプとロータリーディスクの2種類あり、 製品形状やサイズに合わせ最適な画像選別機をお選びいただけます。 首下L寸の長い製品はロータリーディスクを採用する事でスムーズな検査が可能です。     対象ワークはM8~M16、首下L寸:30~150mm. また回転式パーツフィーダーを使用する事で、以下のようなメリットが得られます。   ・スピード:分速100~400個の供給能力 ・静かで長寿命:振動式より断然静かで、摩耗によるメンテナンスも不要 ・キズ対策:部品同士の摩擦が少なく、製品にキズがつきづらい   段取り替えはディスクを変える程度で グラスタイプのよ...

外観検査ソリューション

今週は外観検査に関する配信です。 外観検査の自動化は、多くの企業や業種で高い需要がありますが、 製品が一様でない場合や、検出精度、搬送、そしてイニシャルコストの問題が自動化を難しくしています。 そんな課題に対応するべく登場したのが、CCM社の外観検査標準機です。     こちらは円筒形の製品を対象にした外観検査の標準機です。 コンベアにワークが搬送され、ピック&プレイスでワークを移動。 ワークを回転させながらラインスキャンで見開きの全周画像を取り込み、 独自のアルゴリズムと画像処理技術で微細な打痕やキズを検出します。   実際の運用では汚れやコンタミ問題、そして過検出や予想外の不良モード発生など 良品率は7~8割程度に留まりますが、それで...

検査工程のユニット化

今週は選別工程のユニット化に関する配信です。 省人化しながら作業効率を上げる、これはすべての生産現場の課題だと思います。 工程単体の自動化を進めても、その前後で非効率な作業があっては本末転倒。 その点、検査工程のユニット化は不良流出を防ぎ、設備能力を最大限活かすことが可能です。     画像検査工程における製品の「投入・検査・箱替え」をユニット化(一体化)した事例です。 製品投入や通い箱の交換は、単純作業ですが、 自動機の能力次第では1日に何十回も繰り返す作業です。   自動検査工程を一体化することで人への負荷を軽減し 24時間稼働で作業効率を向上し導入効果を最大化します。   検査工程のユニット化にご興味のある企業様はお気軽にお問...

カラーカメラによる高速自動選別

今週はカラーカメラ検査に関する配信です。 高速自動選別機に搭載するハイスピードカメラの多くは、 センサー感度や解像度、データ量が少ないなどの利点からモノクロが主流ですが、 色を識別する用途の場合はカラーカメラが有効です。     プレコートボルトやナイロックのようなネジ部に接着剤を塗布した特殊なボルトの検査では 微妙な色の違いや着色部分に範囲指定をかけ、高速で識別が可能です。 動画では製品を回転させる機構を設けコーティング(接着剤)幅の寸法や位置、 剥離や汚れなどがないか、ボルト全周の外観検査を実施しています。   モノクロカメラと組み合わせることで、寸法、変形、MIX対策など検査の幅がさらに広がります。   色の識別や画像によ...

エディカレントの自動検査

今週はエディカレント(渦電流)の自動検査に関する配信です。   これまでの部品クラックや硬度測定は、抜取り検査が一般的でしたが、 過流探傷装置の精度向上、自動化、高速化が進んだことで全数検査が広がりつつあります。 今回は高速・非接触による自動検査の具体例を紹介します。   ①ボールジョイント部品のクラック検査 回転するディスクの中でワークが自転しながら流れてきます。 コイルを搭載したロボットが球面形状を追随し、ワーク全周のクラックを検査します。 ②EVバッテリー部品のクラック検査 コンベアからピックアンドプレースでワークを移動させ、 中央のステーションで回転するシャフトが突き出し4つを同時に検査します。   表面キズや表面近傍のクラック検...

分速300個・エディカレント検査!

今週は高速エディカレント検査に関する配信です。 エディカレントは部品の表面に存在する割れやキズ(欠陥)を見つける検査です。 交流を流したコイルを近づけると、磁界の作用でワーク表面に渦電流が発生し この波形の変化や大きさを拾ってOK・NGを判定する方法です。   これまで部品クラック検査は、ワーク全周を見るため1回転させる必要があり サイクルタイム(分速30-60個)があがりづらいという問題がありました。 今回その課題を解決したのが、こちらの高速エディカレント検査機です。     回転するディスクの中でネジ転造のような機構を設けワークを自転させています。 同時にコイルがワークを追随しながら全周検査する事で分速300個のスピードを実現しています。 ...

エディカレント(渦電流)によるクラック&硬度検査

今週はエディカレント検査に関する配信です。   材質や硬度異常、熱処理の有り無し検査の他、 部品クラックの検査でお悩みではありませんか? 2つのチャンネル(測定子コイル)を搭載するエディカレント選別機なら カメラによる画像検査と同じサイクルタイムでクラックと硬度、両方の選別を実現します。     エディカレントは、ワークに同心円状の電流を流し、 渦電流の変化によって良品と不良品を振り分ける方法です。 コイルが近づくと、磁界の作用でワーク表面に渦電流が発生し この波形の乱れを捉え異常を検知します。   このディスクタイプは、連続回転(分速100-200個)モード、 割り出し回転(分速30-60個)モードを選択できるので アイテム毎の選...

ネジ・ファスナー商社の方必見。自動光学検査。

今週のメルマガは「自動光学検査設備」に関する配信です。 ネジ・ファスナー商社様、世界中で積極的に流通ネットワークと情報網を広げ、 顧客満足度向上に向けて真摯に努力している姿勢に、私たちも感銘を受けます。 他方、新規の輸出入を手掛ける際、しっかり条件詰めして契約したはずなのに、 いざ量産ロットが到着してみると、品質がボロボロなんてことも。 そんな時に活躍するのが、AOI(Automated Optical Inspections)自動光学検査です。 ネジ商社の皆さまに、AOIの重要性をより広く知っていただけるよう 定期的に情報をお届けしていきます。 是非、今後のお取引においてご活用いただければ幸いです。     どんな製品が対象なの? ボルト・ナットのよう...

検査成績表の自動入力アプリLINE QC LITE

先週 品質管理に特化したシステム、LINE QC SPECIALISTを紹介しましたが、 段階的に自動化を進めたい会社様には簡易版の LINE QC LITEをおススメしたいと思います。 LINE QC LITEはエクセルベースの検査成績表に測定データを自動入力していくためのアプリです。     検査データを手書きや手入力している場合、ヒューマンエラーはつきものです。 LINE QC LITEは今まで人がやっていた作業をアプリに代替することで 入力ミスを無くし、時間短縮と作業負担の軽減を実現します。   使い方は簡単。 プログラムが入った一つのひな型Excelブックをお客様に提供するので そのひな形フォーマットを製品毎にコピーして、マス...

不具合品の原因究明ならLINE QC SPECIALIST

今週のメルマガは「LINE QC SPECIALIST」に関する配信です。 "手書き記録はNG品の原因究明が難しい" モノづくりの現場において、不具合品の原因究明はとても難しいものです。 製造記録を紙で管理する場合、 データの信頼性もさる事ながら遡りの調査に膨大な手間と時間がかかります。 この悩みを解決するのが、LINE QC SPECIALIST!。 単品部品の量産工場を対象に品質管理に特化したシステムです。   ​ "Line QCシステムで何ができるの?" 普段 紙で管理する測定データをペーパーレス化、 リアルタイムに品質データを見える化します。 作業手順・規格値・測定頻度など、現場のルールから外れる場合も...

ラインスキャン画像による自動選別

今週のメルマガは「ラインスキャン選別」に関する配信です。 画像検査で難しいのが、ネジ部の打痕検査。 球面形状の凸凹を一方向からとらえる場合、 照明ムラもおこりやすく正確な検査が出来ません。 これらの課題を解決するのが、ラインスキャンカメラによる画像検査です。   こちらの標準機はロータリディスクタイプに回転機構を搭載、 ワークを一回転させて見開きの全周画像を取り込み、 独自のアルゴリズムと画像処理技術で解析することで ネジ部の打痕、キズ、異物などを1度に検出します。   ラインスキャンカメラは均一な照明条件がつくれるため、 非連続性の不良検出に向き、円柱形、長いネジのワークに最適です。 またエリアカメラより高画素での検査が可能なため、高精度・微細...

カスタムパーツフィーダー

今週のメルマガは「カスタムパーツフィーダー」に関する配信です。 製造工程や画像検査工程に欠かせないパーツフィーダー。 ワークの向きや姿勢を揃え一定方向に供給するシンプルな装置ですが、 設計から依頼すると機能の割に金額が高くついて二の足を踏んでしまうこともしばしば。 それらの悩みを解決するのが、NANOのカスタムパーツフィーダーです。 ご希望の製品素材・形状・供給方向・スピードに合わせてカスタム可能です。 価格も手ごろで、中国協力パートナーATS社との連携でご発注後、1~2カ月でお届けします。 振動式・回転式パーツフィーダーの他、次工程に繋げるコンベアや直進フィーダー、 シリンダーで1個切りする機構などあらゆる要望にお応えします。   古くなったパーツフィー...

オートフォーカス機能付き画像選別機

今週のメルマガは「オートフォーカス機能付き画像選別機」に関する配信です。 生産現場では段取り替えによるタイムロスやヒューマンエラーが課題となっています。 画像選別機でも段取り時間の短縮は、避けられない問題です。 それらの悩みを解決するのが、CCMのオートフォーカス機能付き画像選別機です。   カメラの位置や照明の明るさなどの微調整を自動で行ってくれます。 初回のセットアップ登録のみで、以降はシステムによる自動呼出しが可能です。 段取り替えによる時間のロスや人的ミス、誤差の蓄積もなくなるので、 毎回安定した検査環境を簡単に再現できます。 かつて数時間~半日かかっていた段取り替えが10分程度で完了すれば、 生産性も大幅に向上し、省人化によるコストダウンにもつながり...